サラリーマンのファッションとオーダーメイド

サラリーマンのファッションとオーダーメイド
スーツやシャツのオーダーが、サラリーマンの出世や成功を左右するかもしれない――。

眉唾に聞こえるかも知れませんが、ある意味本当の話です。

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「スーツやシャツのオーダーなんて、オシャレな人の話でしょ?」

いいえ、違うんです。

とかくオーダーメイドは、「自由度」や「趣味性」が強調されがちで、雑誌やWEBも「ファッション好き向け」な内容ばかりですよね。

しかし、「サイズ感」の観点から、ファッションに興味の無い普通のサラリーマンにこそ、オーダーメイドは活用されるべきだと考えます。

本稿は、私たち(普通のサラリーマン)が挑戦すべきオーダーメイドについて、スーツ/ジャケパンとシャツを中心にご紹介します。

1.ファッションが人の評価・信用に繋がる?

ヒトは見た目で他人を評価する

「他人を見た目で判断してはいけない」とよく言われるのは、私たちは見た目で他人を判断してしまうからです。

実際に、だらしない格好の人を見て、「仕事が出来なさそうだなぁ」と感じてしまった事はありませんか?

もちろん、中身「だけ」で判断出来る方もいるでしょうが、世の中そんな聖人君子ばかりではありません。

また、本当に仕事が出来るかどうかは、1~2週間一緒に過ごしてやっと、ほんの少し分かる程度だと思います。

しかし、営業のプレゼン、入社や転職の面談はもちろん、普通のビジネス現場においては、初対面から僅かな時間で評価を下されることが多いのです。

いまこそ高まる「スーツスタイル」の効果

女性の間で「スーツ萌え」と呼ばれる言葉があるくらい、スーツスタイルは、男性を実力以上に格好良く見せる服装です。

しかし昨今、クールビズやリモートワークの普及により、「全員一律スーツ」という会社は少なくなり、スーツスタイルの着用率も下がりました。

そんな、ライバルが「実力以上に格好良く無くなった」今こそ、スーツスタイルの”割り増し効果”による差がつけやすくなったと考えます。

2.ルールとサイズ感で80%の完成度を目指す

スーツスタイルを格好良く見せるためには、大きく2つのポイントがあります。

それは、「ルール」と「サイズ感」です。そして、この2つでムリせず80点を取りに行けばOKです。

ルール

スーツにはカジュアル服には無いルールがあります。

例えば、「すね毛を見せてはいけない」「シャツはズボンから出してはいけない」というマナー的なものや、「チェック柄シャツにチェック柄ネクタイは難しい」といったコーディネートに関するものなどです。

一方で、これらのルールを守りさえすれば、カジュアル服にあるような難しいコーディネートのセンスは不要なため、かえって楽だと感じます。

サイズ感

もう一つ大事なのがサイズ感です。例えルールに則った格好をしていても、そしてどんなに高い生地を使い、良い縫製、素晴らしいデザインのスーツやジャケットであっても、サイズ感がちぐはぐだと、とてもだらしなく見えます。

また、残念なことに、サイズ感は「人の好み」と解釈され、誰にも間違いを指摘されないまま、格好の悪いサイズを着続けるケースが後を絶ちません。

さらに問題なのは、人の体は千差万別であること。つまり、自分に丁度良いサイズのスーツを見つけるのは、初心者にとってはもちろん、慣れた方でも大変な苦労です。

3.実は安くて簡単なオーダーメイド

オーダースーツ

そんなときに活躍するのがオーダースーツです。

元来、スーツはオーダーメイドしかない高級品でしたが、次第に代用品としての安価な既製服が主流になった歴史があります。

一方、既製品は決まった大きさしか用意されておらず、サイズに妥協が必要です。そしてその妥協ゆえに、(たとえそれが間違っていたとしても)店員も適切なサイズ感よりも着用者本人の希望を優先しがちでした。

しかし、近年では生産工程の機械化が進み、既製服と変わらない値段のオーダースーツが、気軽に購入出来る様になりました。

安い物では2万円台から、「パターンオーダー」や「イージーオーダー」の名で、作ることが出来ます。

従来2~3ヶ月が当たり前だった納期も、早いものだと2週間程度で完成するようにもなりました。

また、本旨から外れるため詳細は割愛しますが、自分の好みの生地や、ディテールを自由に選べるのもオーダーの素晴らしいところです。

オーダーシャツ

オーダースーツ以上に私が注目しているのがオーダーシャツです。

シャツは、クールビズの登場で普段から人に見られやすいアイテムであるうえ、さらにスーツと同等かそれ以上にサイズ感が見た目に大きく影響します。

しかし、酷いとS・M・L・LLの4種類しか無かったり、首のサイズと腕の長さが合わなかったりと、シャツはサイズの悩みが多いアイテムです。従って、シャツはオーダーのメリットが高いアイテムと言えます。

オーダースーツの陰に隠れ知名度の低いオーダーシャツですが、オーダーシャツの専門店はもちろん、スーツがオーダー出来る店舗であれば、大抵は注文出来ます。

4.おわりに

今回は、オーダースーツとオーダーシャツについて、ファッションに興味の無いサラリーマンにこそ有益であることを、サイズ感の観点から簡単に解説しました。

ポイント

  • ヒトは、他人を見た目で判断してしまう。
  • 人と接せざるを得ないビジネス上、「見た目」は重要である。
  • 信用を得るためには、スーツスタイルが効果を発揮する。
  • ルールとサイズ感さえ押さえればスーツスタイルは格好良く見える。
  • 自分に合ったサイズ感はオーダーでクリアできる。

興味を持った方には、是非オーダースーツやオーダーシャツを楽しんで欲しいと思います。

また、ファッションにおけるオーダーメイドには、それ以外にも靴、カバン、ベルトなどまだまだあるのですが……それはまた別の機会に。

hichilie

著者:Shichilie

「20代~30代のサラリーマンや大学生/就活生のための、スーツスタイルについての防備録」としてファッション情報メディアを運営。非服飾業界関係者のサラリーマン目線からスーツスタイル/ジャケットスタイルの考察を発信している。

運営メディア:サラリーマンのファッションを考える

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