クラフストのブライドルレザーL字ファスナー財布をレビュー！

革製品の修理職人が手掛ける日本のレザーブランドCRAFSTO（クラフスト）。

今回はキャッシュレス時代にマッチするミニ財布「L字ファスナー財布」をご紹介します！

CRAFSTOのL字ファスナー財布は、ブライドルレザー（牛革）、シェルコードバン（馬革）、ネブラスカ（牛革）の3種類のモデルがあります。

その中で2022年の売り上げNo.1のブライドルレザーモデルを使って徹底レビューしていきます！

あわせて読みたいCRAFSTO(クラフスト)財布の評判と口コミレビュー！革の修理職人がつくるレザー財布は永年無償修理体制で経年変化を存分に楽しめる！

続きを見る

CRAFSTO（クラフスト）ブライドルレザー L字ファスナー財布を徹底レビュー！

ブライドルレザー L字ファスナー財布の詳細と動画レビュー

ブライドルレザー L字ファスナー財布
価格	29,700円
カラー	5色
サイズ	横　11.5cm 縦　9.0cm 厚　1.8cm
重さ	約85g
素材	外装：ブライドルレザー（牛革） 内装：タンニン鞣し革（牛革） 　　：コットンとレーヨンの混合生地 ファスナー：YKK エクセラ
仕様	カードポケット×4 小銭入れ×1 フリーポケット×2
名入れ	名入れ刻印：可能 （受注生産のため納期は1ヵ月程度） 刻印箇所：内装 ※名入れ製品はキャンセル/返品不可

CRAFSTOの2022年1月～12月現在の人気NO.1商品は「ブライドルレザー L字ファスナー財布」です。

薄型で手のひらに収まるコンパクトなサイズ感と収納力の高さが魅力で、紙幣は中央の小銭入れに沿って収納することができます。

革の耐久性を高めるための補強もしっかり行われており、丈夫で型崩れしにくいので長期的に使うことが可能です！

ブライドルレザーの表面には独特のブルームが見えますが、手にするごとに徐々に落ちていき光沢のある美しい表情へと変化していきます。

ファスナーはYKK社製の最上位品『EXCELLA（エクセラ）』が採用されており、耐久性や操作性もばっちりです！

それではCRAFSTOのL字ファスナー財布を詳しく見ていきましょう！

【革の質感】

【ファスナー】

【使用イメージ】

【カラー】

CRAFSTOのパッケージング

CRAFSTOのパッケージングはおしゃれな紙袋です。

豪華なパッケージングも良いですが、このシンプルでエコな感じも時代に合ってて好感が持てます！

パンフレットとかはこんな感じです。

商品も不織布に包まれています。

シールもCRAFSTO！

ちなみに外箱は、パッケージより一回り大きい丈夫な段ボールで丁寧に梱包されていましたよ。

ブライドルレザー L字ファスナー財布のデザインと質感

【外装】

外装デザインはレザーの質感を存分に楽しめるようなシンプルなデザインです！

財布自体はコンパクトですが、ブライドルレザーが全面に使われているのも革好きには嬉しいポイントです。

遠目から見てもわかる仕立ての美しさも素晴らしい！

気付けば「うんうん！」と、小さくうなずいていました。

【レザーの質感】

このモデルのカラーはブラックで、ブルームは均一に程よく出ている感じです。

レザー表面にはヘアラインのような模様が薄っすらと見て取れます。

【財布の厚さとデザイン】

財布の厚さは空の状態で1.8cm程です。

財布全体をぐるっと見てみましょう！

特徴的なのはこのマチ部分です。

後ほど詳しく紹介しますが、この財布の開口幅はなんと14cmもあります！

革の重なりが増える分、ここの作りは非常にしっかりとしています。

【仕立て】

仕立ても完璧です！

どこを見ても丁寧な仕上がりで見た目も美しい！

内側カードポケットのフチには細い線（ネン引き）もされています。

この何気ない加工も「美」へこだわりが現れています！

【サイズ感】

両手で持つとコンパクトなのが良く分かりますね。

片手だとこんな感じで、男性の手のひらに収まるくらいです。

【革質】

ブライドルレザーは硬質な革なのでしっかりとしたハリがあります。

型崩れしにくいしっかりとした作りなので安心して使えます！

【ファスナー】

ファスナーにはYKKの最上位「エクセラ」が採用されています！

動きも耐久性も抜群です！

この角度から見た財布 … 美しい！

ちなみにファスナーカラーはどのモデルも「ゴールド」です。

スライダーの裏面に「EXCELLA（エクセラ）」の刻印があります。

内装デザインと各ポケット

【内装デザイン】

内装にはタンニン鞣しの牛革が使われています。

※ブライドルレザーとシェルコードバンモデルの内装カラーはナチュラルのみです。

ブランドロゴのタブ以外は左右対象のデザインです。

ちなみにブランドロゴが刻印されたタブは床面を確認できます。

中央が小銭入れになりますが、マチへの縫い付け位置（高さ）も美しいシンメトリー！

ガバッと開く圧倒的な見やすさで、上部の開口幅は14cmもあります。

マチの外側はブライドルレザーになっています。

きれいな扇状ですね！

【小銭入れ（札スペース）】

小銭入れは札スペースの仕切りの役割もしています。

小銭入れの深さは6.4cmほどあります。

袋状になっていて底が浮いてる状態です。

内装の革もしっかりとした丈夫な印象です！

【カードポケット】

カードポケットは両サイドに2段ずつあります。

下から2段がカードポケットです。

【フリーポケット】

カードポケットの裏に深めのフリーポケットがそれぞれ備わっています。

フチにステッチがあるので分かりやすい。

ポケットの内側は黒色のコットンとレーヨンの混合生地になっています。

【コバ塗り】

コバ処理もとても美しいです！

均一な幅と厚みで丁寧に仕上げられています！

革製品にこだわりたい方はここを見るのもポイントです。

一切妥協のない丁寧な仕事と職人の想いが伝わってきます。

CRAFSTOの製品を安心して買えるのも職人の丁寧な仕事があってこそです！

初めてCRAFSTOの財布をレビューしてた時からファンになりましたからね。

もちろん人それぞれ好みや合う合わないがありますが、一つ一つ丁寧に仕立ててあるCRAFSTOの製品だからこそ実際に2年以上も使っています！

L字ファスナー財布の実際の使い心地

実際にお金とカードを入れて使い心地を確かめてみましょう！

※使いやすさを重視した上限の収納量です。これ以上増やすと窮屈感がありファスナーへの負担が増します。

札スペースと小銭入れの使い心地

札の入れ方は大きく2パターンあります。

【札の入れ方：パターン1の使い心地】

札を束ねて奥まで入れた場合です。

マチに札が固定されるので小銭やカードも取り出しやすいです。

まとめて取り出したり、外側の札を滑らせて一枚ずつ取り出すこともできます。

左右どちらに入れても良いので、利き手など気にする必要がありません。

札を左右に分けて一枚ずつ入れるのも使いやすいです。

【札の入れ方：パターン2の使い心地】

この方法は札を折る必要がないので収納時間を短縮できます。

札を真ん中から均等に曲げて入れると、札の端がマチまで届かず固定はされません。

財布を傾けると札が落ちてくることがあります。

なので財布を開いたら札を指で押さえる必要があります。

でも慣れたら問題ないかと！

こうすると小銭もスムーズに取れます。

【小銭入れ】

小銭入れはマチを広げると中身が良く見えます。

深さが6cmちょっとありますが普通に取り出せます！

カードポケットとフリーポケットの使い心地

【カードポケット】

カードポケットは何ら問題なく使えます！

ポケットの幅がそこそこあるので、革が馴染んでいない新品の状態からでも使いやすいです。

フリーポケットに入れることもできます。

【フリーポケット】

フリーポケットにカードを入れることはできますが、クレジットカードの厚さなら左右2枚ずつ（合計4枚）までが理想です。

小銭部分の厚みと干渉してファスナーが閉まりにくくなるので、全体の収納バランスをみて枚数を調節してくださいね。

フリーポケットはカードが完全に隠れるほどの深さがあります。

写真は手前のカードと高さが揃っていますが、もう少し奥まで入れることができます。

免許証とかたまにしか使わないカード入れとして使うのも良いですね。

【カードを5枚にしたら？】

ちなみにこんな感じでカードを追加で入れることもできますが、小銭を減らす必要があります。

小銭10枚のままだとこの辺りでファスナーがきつくなったので諦めました。

無理をすれば閉まりそうでしたがおすすめはしません…。

財布の閉まり具合と厚み

【財布の閉まり具合】

今回収納した量のファスナーを閉じる前はこんな感じです。

財布のマチが小銭入れの中に入り込む仕組みなので、小銭が中央によって重なりやすくなります。

今回の量なら財布を押さえば普通に閉まります。

ファスナーもストレスなく動きます。

きっちり閉まります！

見た目もスッキリです！

【小銭を15枚入れたら？】

ちなみに小銭15枚（カード4枚）の場合はこの位置でファスナーが少しきつくなるので、財布を軽く振るなどして重なった小銭を調整する必要があります。

ファスナーへの負担を考えると小銭は10枚ぐらいが理想ですね。

【中身を入れた財布の厚み】

小銭の重なり具合にもよりますが、全体の厚みは大体2.5cm～2.6cmぐらいです。

小銭が一番重なる中央が膨らむ感じになります。

財布を軽く振って小銭の位置を調節すると2.5cm以下になります。

一般的な二つ折り財布は収納力がある分厚さが3.5cmを超えたりもするので、必要最低限を持ち出すならこのくらいが丁度良いですね。

ブライドルレザーの質感と経年変化

【L字ファスナー財布：ブラック（新品の状態）】

今回手にしたL字ファスナー財布のブライドルレザーは初めからブルームが少なめでした。

【ラウンドファスナー長財布：ダークブラウン（新品の状態）】

こちらは以前レビューしたCRAFSTOの「ブライドルレザー ラウンドファスナー長財布」の新品の状態です。

がっつりブルームが現れています。

ブルームの量は個体差がありますが、使う度に徐々に落ちていって艶へと変化します。

【ラウンドファスナー長財布：ダークブラウン（2年以上使用）】

それから実際に2年以上使った状態がこちらです。

ブルーム自体は半年程度で完全に落ちました。

自分はバッグに入れて財布を持ち運んでいたこともあり、今までノーメンテでまだ艶と潤いがそこそこ保たれています。

そろそろブライドルレザー専用のケアクリームで磨こうかなと言った感じです！

使用状況によっては早めに潤いが飛ぶ場合があるので、革の割れなどを防ぐためにも定期的に専用クリームで磨くことをおすすめします。

※各レザーの専用ケアクリームはCRAFSTOでも販売されています。

ブライドルレザーは水への耐性が通常の牛革に比べて強く、比較的ラフに使えるので丈夫さを求める方にもおすすめです。

※コードバン（馬革）は牛革の2～3倍くらいの強度があるといわれていますが、水を吸収しやすい（撥水しない）ので水ぶくれの状態になることがあります。

ラウンドファスナー長財布とサイズを比較

せっかくなのでラウンドファスナー長財布とサイズなど比較してみましょう。

【サイズ】

L字財布の長さは長財布の3/5くらいで、厚さはパッと見では分からないくらいです。

写真ではちょっとわかりにくいですが、高さ（タテ）は1cm程の差があります。

こうやって並べるとL字財布のコンパクトさが際立ちますね！

※どちらも中身が入っている状態です。

【ファスナー】

ファスナーは同じYKKのエクセラが採用されていますが、財布のサイズで「スライダー」と「エレメント」の大きさが違います。

クラフストのL字ファスナー財布を使った感想（長財布は2年以上使用）

今回手にしたL字ファスナー財布はキャッシュレスにピッタリなミニ財布で、個人的には非常に使いやすいと感じました。

以前からCRAFSTOのラウンドファスナー長財布を2年以上使っていたので、製品の仕立ての美しさや耐久性の良さなど品質については実感済みです。

ファスナーにはYKK製の最上位エクセラが採用されているので動作についても安心感があり、ブライドルレザーがメイン素材なので気兼ねなく持ち出せてラフに使えるのも良かったです。

特にブライドルレザーは硬質で財布の形状もかなりしっかりしているので型崩れの心配はありませんが、柔らかめの質感が好みの方には「ネブラスカ」モデルが合うかと思います。

使い心地については、14cmほどの開口幅でガバッと財布が開くので中身がしっかりと見えるのも好印象でした。

中央の小銭入れもしっかりとているので、長年使っても革がヘタって小銭がこぼれる心配もないと思います。

全体の収納は小銭の量によって左右されやすいですが、カード4枚（クレジットカード厚）、紙幣10枚、小銭10枚までが理想の収納量です。

プラスでカードポケット裏のフリーポケットにレシートなど薄手のモノを収納するならファスナーの開閉も問題ありません。

ですがカードを1枚増やしたり、小銭が15枚になると財布が閉じにくくなりファスナーに負担が掛かるので気を付ける必要があります。

いくら丈夫な作りでも限界はありますから、小銭を少なめにして使うのが一番良いと感じました。

あと紙幣の収納は1枚ずつ二つ折りにして入れるの方法が取り出す時に便利です。

CRAFSTOのL字ファスナー財布はカード4枚が理想的なので、スマホのアプリ決済などをメインで使っている方やセカンド財布として使う方にピッタリな財布かと思います。

エレガントなデザインでとてもカッコいいので、コンパクト財布にこだわりたい方はぜひ手にしてみてください！

長財布レビューはこちらCRAFSTO(クラフスト)財布の評判と口コミレビュー！革の修理職人がつくるレザー財布は永年無償修理体制で経年変化を存分に楽しめる！

続きを見る

クラフストのL字ファスナー財布の種類

CRAFSTOのL字ファスナー財布は今回紹介した「ブライドルレザー」の他に、「シェルコードバン」と「ネブラスカ」の3種類のレザーモデルがあります。

※財布サイズやポケットの数はどれも同じです。

ブライドルレザー L字ファスナー財布

英国を発祥の馬具用皮革として長い歴史を持つブライドルレザー。

ブライドルレザーの表面に現れる白い粉は「ブルーム」と呼ばれ、革内部の油脂成分が表面に浮き出て凝固したものです。

ブルームは体温や摩擦によって徐々に落ちていき、たっぷりオイルを含ませたキメ細かく滑らかで上品な銀面が露になります。

一般的な牛革と比較してかなり硬質で丈夫ですが、その硬さゆえ強く曲げると折れて（割れて）しまうことがあります。

また防水性も他の皮革に比べて高いためラフに使えますが、放置すると水ぶくれの原因にもなります。

CRAFSTOでは英国の「トーマスウェア＆サンズ社」のブライドルレザーが使用されています。

シェルコードバン L字ファスナー財布

世界的に希少な革の代表格としてあげられるのがコードバンです。

コードバンは馬の希少部位「臀部（お尻）」の一部の革で、１頭の馬からごく少量しか採取できません。

シェルコードバンはとりわけ美しい光沢と滑らかな質感が特徴で、革のダイヤモンドとも呼ばれています。

細かなキメと滑らかな銀面、磨くほどに光り輝く美しさはレザーファンを魅了してやみません。

牛革の2～3倍の強度があるとされていますが、水を吸収しやすいため床面と銀面の「浮き」に注意が必要です。

CRAFSTOでは1905年に創業したアメリカの名タンナー「ホーウィン社」のシェルコードバンが使用されています。

ネブラスカ L字ファスナー財布

ネブラスカ（NEBRASKA）レザーはイタリアの老舗タンナー「ロ・スティヴァーレ社」が製造する、天然のシボが特徴のスタンダードなショルダー革です。

バケッタ製法と呼ばれる植物タンニン鞣しによって、時間をかけてしっかりとオイルを含ませます。

革の厚みはありますがしっとりと柔らかな質感で扱いやすいのが特徴です。

使い込むほどに艶が増して深みのある色へと変化していく美しいエイジングを楽しめます。

まとめ：ブライドルレザーL字財布はクラフストの2022年売り上げNo.1財布

CRAFSTOの2022年売り上げNo.1財布「ブライドルレザー L字ファスナー財布」を紹介してきました。

個人的には以前からCRAFSTOのラウンドファスナー長財布を2年以上使っており、仕立ての美しさや丈夫さ、レザーの質感から使いやすさなども改めて確認することができました。

今回紹介したL字ファスナー財布は、キャッシュレス派にピッタリなエレガントでスマートなデザインも魅力です！

収納は少し抑えて使うのがベストで、コンパクト財布にもこだわりたいという方にハマる商品です！

また3種類のレザーで展開されていて、気兼ねなく使うなら「ブライドルレザー」、とりわけ美しい光沢を味わうなら「シェルコードバン」、柔らかめの質感が好みなら「ネブラスカ」モデルがおすすめです。

ブライドルレザーの「L字ファスナー財布」と「ラウンドファスナー長財布」はお試しレンタルができるようなので、この機会にCRAFSTOの製品に触れてみてくださいね！

関連おすすめ記事

レザーブランド『CRAFSTO(クラフスト)』からアパレルが新登場！サステナブル素材のパーカーとシャツを徹底紹介

メンズおすすめフラグメントケース36選！人気の日本ブランドから安いモデルまで紹介